こんばんは。

かなり久々の更新ですね。
実は、昨年から今年にかけて、人生上の節目のほとんどを経験しておりまして、あまり更新する暇がありませんでした。
ずっとご覧になってる方がいらっしゃるかどうかわかりませんが、申し訳ございませんでした。

久々の今回は、ANATAKIKOUの2005年発売のセカンドアルバムの「Gradation '12」「リリー」です。



 

 

長い経歴なので、今更この人を記事にして、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
他のブログとか見てると、キリンジとかと並べて紹介されてるような気がします。



この夏の雨を穏やかと 名付けたリリーの朝には
ひとり言 寝言 雨の音 窓の外は準備中
この夏の雨を穏やかと 名付けたリリーの店から
明け方に伸びかけた髭で 青ざめた様に微笑む
アラ この街の 暮らしかたなら
右手に浮かぶ 悪戯のような冷たさと



PVを見ると、右半分は「リリー」というお店と、左半分はANATAKIKOUが歌っている様子が流れてます。
出てくる人たちはみんな黒スーツ、黒ネクタイで、どうやら葬式のパーティーのようですね。
歌詞も読めば、「リリー」さんが「リリー」というお店をしていたようで、最後に車でやってきて、ユリの花を供えて合鍵を取り出した男性は、リリーの恋人か、共同経営者でしょうか?




さて、最後のあたりになると、

lalala… oh, come on「Lilly」
okama「Lilly」 hige oto kanade…

と歌っているんですけど、この「okama「Lilly」 hige oto kanade…」はほとんど聞こえず、歌詞自体は歌詞カードぐらいでしか確認できません。(ところで、歌詞サイトでは、「hige」が「hide」ってなってたりするんですよね。)
歌詞を見れば、実は、「リリー」さんはオカマというわけです。(よーくPVを見ると、式の参加者にオカマらしき人も見えます。)
そんな仕掛けを見た後に、歌詞を聞き直せば、「青い髭」はリリーのものか!と色々と見えてきますね。

PV自体がとてもいい雰囲気で、定点カメラ、長回しで参列者たちのスリーリー性が引き立ちます。
自分の葬式でも、こんな感じにみんな楽しそうに大勢集まってほしいものですね。



公式ページ
http://anatakikou.com/

Twitterアカウント(ANATAKIKOU松浦正樹)
https://twitter.com/matsuuramasaki